「だれに対しても、何の借りもあってはいけません。ただし、互いに愛し合うことは別です。他の人を愛する者は、律法の要求を満たしているのです。」(13:8)
教会の中では貸し借りなど、金銭的な負債の関係がないように気をつける必要があります。
ただ、愛の負債は別だと言います。
それは、
「愛は隣人に対して悪を行いません。」(10節)
とあるように、相手に対して思いやりの心を持ち続けることです。
9節は十戒の後半部分ですが、それは、
「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい」
と言う言葉に要約されると言います。
十戒の前半部分は神を愛すること、後半部分は互いに愛し合うことということです。
互いに愛し合うことは、馴れ合いとは違うことはこの箇所からも明確です。
過剰な要求に答えることや、マニュピレーションとも違います。
互いに愛し合っている時、悪を行うことはできません。