「この務めが証拠となって、彼らは、あなたがたがキリストの福音の告白に対して従順であり、自分たちや、すべての人に惜しみなく与えていることを理解して、神をあがめるでしょう。」(9:13)
この箇所の背景には、コリントの教会が、経済的に困難な状況にあるエルサレムの本部教会を支援するために献金を捧げるということがあります。
これによって、コリントのキリスト者の福音に対する誠実さが証され、主への賛美へと導かれるという内容です。
ギリシア哲学の霊肉二元論の影響で献金は物質的なもの、俗的なものとして軽視されやすい傾向があると思います。
しかし、聖書は献金を福音に対する私たちの誠実さを表す行為であると言います。
ですから、聖書は言います。
「一人ひとり、いやいやながらでなく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。神は、喜んで与える人を愛してくださるのです。」(7節)