「あなたがたは、うわべのことだけを見ています。もし自分はキリストに属する者だと確信している人がいるなら、その人は、自分がキリストに属しているように、私たちもキリストに属しているということを、もう一度よく考えなさい。」(10:7)
この十章から突然語調が変わるので、二章で出てくる「あの手紙」(3節)が、この十章以下の内容ではないかという説もあるほどです。
コリントの教会の問題は、使徒パウロの権威に挑戦した人たちがいたことにあります。
「顔を合わせているときはおとなしいのに、離れているとあなたがたに対して強気になる」(1節)、
「パウロの手紙は重みがあって力強いが、実際に会ってみると弱々しく、話は大したことはない」(10節)
とパウロを揶揄していました。
ダビデはサウル王を神の「油注ぎ」のゆえに自分で手を出すことはしませんでした。
神がその場所に立てられた指導者を神の油注ぎのゆえに尊重する姿勢は大切です。