栄シャローム福音教会の玄関に、鉢に植わった二本のオリーブの木があることを皆さんはご存知でしょうか。
来年は献堂20周年ですが、まさに献堂と同時期に購入したものです。
残念ながらこの約20年間、一度も実を実らせたことがありません。
花は咲くのですが、いつも花で終わってしまうという残念なオリーブの木。
そのうちの一本がとうとう今年に入って完全に茶色く枯れてしまったのです。
もう、捨てようと思いました。
玄関から駐車場のわきへ移し、数日後の普通ごみの日に捨てようと考えていました。
1m以上あるので切って捨てなきゃと思い数日後木を見に行ったところ、なんと新芽が。
それもあちこちに生えてきているのです。
それはセピア色の写真に突然鮮やかな緑色が描き足されたような不思議なコントラストでした。
まるでオリーブの木が『私はまだ生きてるの、捨てないで』と訴えてるようでした。
亀のジェニーといい、このオリーブの木といい、ブドウの木といい、ここにいる子たちはみんな時間をかけて成長するようです。
シャローム!
(小山晶子牧師夫人)