「このメルキゼデクはサレムの王で、いと高き神の祭司でしたが、アブラハムが王たちを打ち破って帰るのを出迎えて祝福しました。」(7:1)
「メルキ」は「王」、「ゼデク」は「義」で「義の王」。
「サレム」は「平和」で「平和の王」。
このメルキゼデクの話は、創世記13、14章に出てきます。
アブラハムは敵と戦い、勝利した後、帰る途中にメルキゼデクに遭遇します。
この時、アブラハムは十分の一を捧げます。
メルキゼデクは謎の多い人物ですが、王であると同時にいと高き神の祭司でした。
イエス様はダビデの子孫であり、王の家系、ユダ族の出身でした。
祭司家系のレビ族の出身ではありません。
しかし、このメルキゼデクのように、王であり祭司であると言います。
イエス様は永遠に存在されるので、永遠に王であり祭司です。
「したがってイエスは、いつも生きていて、彼らのためにとりなしをしておられるので、ご自分によって神に近づく人々を完全に救うことがおできになります。」(7:25)