「私は、この都の中に神殿を見なかった。全能の神である主と子羊が、都の神殿だからである。都は、これを照らす太陽も月も必要としない。神の栄光が都を照らし、子羊が都の明かりだからである。」(21:22,23)
神殿は神の領域である天と人間が生きる領域である地が重なる場所です。
「神殿を見なかった」という意味は、新しいエルサレム、新天新地は天と地が完全に重なっている都であるということです。
神殿を神殿とするものは神の栄光でした。
神の栄光が都を照らすという意味も、もはや神の栄光は建物ではなく、都全体に満ちているということです。
だから聖書は言います。
「見よ、神の幕屋が人々とともにある。神は人々とともに住み、人々は神の民となる。神ご自身が彼らの神として、ともにおられる。神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。以前のものが過ぎ去ったからである。」(3,4節)