「夕方になり、アリマタヤ出身で金持ちの、ヨセフという名の人が来た。彼自身もイエスの弟子になっていた。」(27:57)
ヨセフに関して他の福音書ではこのように解説します。
「アリマタヤ出身のヨセフは、勇気を出してピラトのところに行き、イエスのからだの下げ渡しを願い出た。ヨセフは有力な議員で、自らも神の国を待ち望んでいた。」(マルコ15:43)
「さて、ここにヨセフという人がいたが、議員の一人で、善良で正しい人であった。ユダヤ人の町アリマタヤの出身で、神の国を待ち望んでいた彼は、議員たちの計画や行動には同意していなかった。」(ルカ23:50,51)
これらの情報からわかることは、墓を持つことができるほどの裕福さをもち、神の国を待ち望み、他の議員たちに同意しなかった有力な議員だったと言うことです。
「名前」が記録されているのは、福音書を読むキリスト者たちが知る、後の教会の中心メンバーだったからだと思います。