「さてその日、夕方になって、イエスは弟子たちに「向こう岸へ渡ろう」と言われた。」(4:35)
キリストと共にある人生に、波風が立たないとは、聖書は約束しません。
そもそも弟子たちはイエスの「向こう岸へ渡ろう」というみことばに従って船出したのです。
波風が立っているのは神のみこころに逆らっているからではなく、従っているからかもしれません。
しかし、イエスと共にあるならば、イエスがそうされたように、どんな嵐の中でも、父なる神の臨在の中で、安心して枕をすることができます。
なぜならば、神はどんな嵐をも静めることができる、すべてを治めておられるお方だからです。
そして驚くことに、神は私たち一人一人を愛しておられ、気にかけておられるからです。
イエスが「何とも思われないのですか。」という弟子たちの問いかけに、応じられたという意味は、私たちのことを、思われているということ以外の何ものでもありません。