「彼らに言われた。「『わたしの家は祈りの家でなければならない』と書いてある。それなのに、おまえたちはそれを『強盗の巣』にした。」」(19:46)
エルサレム神殿の異邦人の庭と呼ばれる場所が舞台です。
異邦人の庭は、神殿に入ることが許されていない外国人が礼拝を捧げるための場として設けられていましたが、当時この場所では神殿に捧げるものが簡単に用意できるようにと、祭司主導で商売が行われ、とても礼拝ができるような状況ではありませんでした。
「強盗」と訳された単語は、反乱者、反逆者のような意味がありますので、イエス様が言いたかったのはローマ帝国に反対する抵抗運動の象徴としてしまったと言うことだと考えられます。
外国人を排除することは神のみこころではありません。
イエス様はすべての人が神に礼拝を捧げることができるように、妨げとなるものを取り除いて下さいました。
「あらゆる民の祈りの家と呼ばれるからだ。」(イザヤ56:7)