「私のたましいは主をあがめ」(1:46)
46節から55節までは、マリアの「マグニフィカット」と呼ばれる歌です。
「マグニフィカット」とは「あがめ」という単語のラテン語訳です。
マリアはまず、彼女の「たましい」は主をあがめると歌いはじめました。
ヘブル語で「たましい」はその人の存在すべてを意味する単語です。
つまり、彼女の存在すべてが主をあがめると歌ったのです。
マーヴァ・ドーウンという学者はこう言っています。
「彼女は目立たない存在でしたが、神は彼女を慈愛に満ちた眼差しで見守っていました。 彼女は、すべての世代が彼女を称賛することになっても、その栄光は神のものであり、神は驚くほど大きいお方であり、神こそあがめられるべきお方であることを、すべての人に知ってもらいたかったのです。」