「主よ。あなたは貧しい者たちの願いを聞いてくださいます。あなたは彼らの心を強くし耳を傾けてくださいます。」(10:17)
詩人が「悪しき者は高慢を顔に表し神を求めません。「神はいない。」これが彼の思いのすべてです。」(4節)と言うように、無神論のほうが、平和であると考える人がいます。
しかし、現実は逆です。
神を認めないという事は、自分が神になるということです。
考えてみるととても恐ろしいことです。
もし、自分の隣にいる人が神だという万能感をもっていたら、どんなに恐ろしいことでしょうか。
感謝なことに、まことの神がおられます。
貧しい者というのは、経済的な話というよりも、自分は神が必要だと認めた人のことです。
「高慢」の反対語です。
神を求める者の祈りを神は聞かれます。
心砕かれた者の心を強くしてくださいます。
詩人のように、たとえ今、不安に駆り立てられる状況にあったとしても、祈りましょう。祈り続けましょう。