「愚か者は心の中で「神はいない」と言う。彼らは腐っている。忌まわしい不正を行っている。善を行う者はいない。」(53:1)
聖書は断片的でなく、全体の文脈を通して読む必要があります。
今日の箇所に確かに「神はいない」という言葉が出てきますが、前後関係を見れば分かるように、それは、愚か者が言うことです。
実際、「無神論者」になるには、相当な信仰が必要です。
ゴミの山からロボットが突然生まれてくることを信じられるほどの信仰が必要です。
また、神を否定したからといって、問題が解決するわけではありません。
多くの場合、「神を信じない」という人の神観は、聖書の神観とはまったく異なります。
「あなたが信じない「神」とはどういう「神」ですか」と尋ねたなら、私たちも信じられない「神」を答えることでしょう。
聖書の神は、この天地万物を創造し、統べ治められ、私たちを愛され、私たちを救われる三位一体なる神です。