「神にあって、私たちは力ある働きをします。」(60:12)
「神にあって」は、もちろん「神によって」と具格として理解し、「神の助けによって」と理解することもできます。
しかし、同時に位格として理解し、「神の中で」(in God)とも訳せます。
自分をどの位置に置くかが、私たちの人生に影響を与えます。
ダビデは、自分を神の中に置くことによってベストを尽くすことができました。
自分を神の中に置くことを意識することは汎神論とは違います。
神の臨在を意識して生きていくということです。
これが、私たちが力強く生きていくために重要です。
人にはできないことも神にはできます。
神の中に生きているならば、私たちの能力を超えたすばらしいことを期待することができます。
それは、自己満足の世界ではなく、神の御国をこの世界に体現していくことです。
イエス・キリストの十字架と復活を通して、神の御国がこの世界にはじまっていることを体現する人生です。