「こうして彼らが知りますように。その名が主であるあなただけが、全地の上におられる、いと高き方であることを。」(83:18)
この詩篇83篇のように過激な言葉が綴られた詩篇をどう解釈するかは大きな課題です。
どうしてこのような苦境にあるかは記されていません。
詩人はただ敵が悪を企んでいるから助けて欲しいと祈ります。
詩人の希望はただ一つ、「全地の上におられる、いと高き方」にかかっていました。
自分の無力さを体験する時、私たちは神の偉大な力を体験します。
興味深いことに詩人はこんなことを言います。
「彼らは悪知恵を働かせて策略を練り、あなたにとってかけがえのない人たちを殺そうとしています。」(3節LB)
詩人はさりげなく苦境にある自分たちのことを「あなたにとってかけがえのない人たち」と呼びます。
私たちは神にとってかけがえのない存在であることを受け止め、主に祈りの声をあげましょう。