「私は、主の恵みを、とこしえに歌います。あなたの真実を代々限りなく私の口で知らせます。」(89:1)
「主の恵み」と訳されたのは今年のキーワード、「主の信実の愛(へセド)」です。
「神の「信実の愛」とその「真実」は永遠」と賛美することは詩篇のテーマです。
ところが、この詩篇の後半部(38-51節)にこんな言及があります。
「このようにおっしゃった神が、どうして彼を拒絶し、お捨てになるのですか。なぜ、王として選んでおきながら、こんなにもお怒りになるのですか。あなたは、ダビデとの契約を解消なさったのでしょうか。その王冠をはく奪しておられるではありませんか。」(38,39節LB)
バビロン捕囚によってダビデ王朝は途絶え、神の契約は廃棄されたかのように見えました。
しかし、「神の「信実の愛」とその「真実」は永遠」でした。
「だれが、墓から自分のいのちを救い出せましょう。」(48節LB)
とありますが、イエスが墓からよみがえられました。