「主を愛する者たちよ。悪を憎め。主は聖徒たちの祈りを守り、悪者どもの手から、彼らを救い出される。」(97:10)
悪を憎むことはキリスト者の生き方です。
しかし気をつけなければならないのは私たちがいつも完璧に善悪の区別をつけられるわけではないということです。
個人的な感情や願いがあるとそれがフィルターとなって私たちの心を曇らせてしまいます。
使徒の働きの中にガマリエルというパリサイ派の律法学者がでてきます。
パウロの先生だったといわれる人物ですが、彼の言葉が私たちに良い指針を与えてくれると思います。
『そこでいま、あなたがたに申したいのです。あの人たちから手を引き、放っておきなさい。もし、その計画や行動が人から出たものならば自滅してしまうでしょう。しかし、もし神から出たものならば、あなたがたには彼らを滅ぼすことはできないでしょう。もしかすれば、あなたがたは神に敵対するものになってしまいます。』