詩篇 77篇

「私は、主のみわざを思い起こそう。まことに、昔からのあなたの奇しいわざを思い起こそう。私は、あなたのなさったすべてのことに思いを巡らし、あなたのみわざを、静かに考えよう。」(11、12節)

信仰生活が冷たいものになってしまうことがあります。どんな素晴らしい奇跡も、慣れてしまうことがあります。神様との生き生きとした関係を回復するためには、まず、第一に、聖書の神は、生ける神であり、今も、奇跡を行われる「奇蹟の神」であるということを思い起こす必要があります。第二番目に、神がしてくださったことを、思い出すだけでなく、そのことを昼も夜も思い巡らし(黙想し)、口ずさむ必要があります。そして第三番目は、神様の御業を心を込めて歌う必要があります。「静かに考えよう」と訳された言葉は、「歌います」と訳される言葉です。神様の御業を歌うことが、私たちの信仰生活に命を与えることは、教会の歴史を見ても明らかです。賛美の歌が、神の御業を解き放ちます。

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