あえて「忠さん」と言わせてください。
わたしが幼いころ、礼拝賛美は聖歌と讃美歌のみ。
奏楽は足踏みオルガンでした。
ところが小学校に上がるころになるとギターやピアノ、ベース、ドラムといった様々な楽器がもちいられるようになり、ものすごい勢いで刷新されていったのです。
その中心となったのが忠さんでした。
一般の音楽シーンからクリスチャン音楽の世界に来て、様々な激しい抵抗に苦労しながらも実践的な訓練や新しい賛美を取り入れることを通して「最高の賛美を主に捧げる」ことを教えてくださいました。
いま賛美奉仕に携わっている人の中で忠さん(ミクタム)の影響を受けていない人はいないのではないかと思います。
ユーミンや松本隆など超有名な方々との交流がある実力者でありながら、気さくで、お茶目で、やさしくて、あったかい忠さん。
何よりもイエス様を愛し、犠牲をいとわず全てを捧げつくして天に凱旋していった忠さん。
悲しいです。
つらいです。
でも「なぜ?」とは思いません。
勇敢に戦い、走るべき道のりを走り終えた忠さんがイエス様とお会いして、満面の笑みを浮かべている姿がみえるから。
(小山晶子牧師夫人)