「主よあなたはみことばのとおりにあなたのしもべに良くしてくださいました。」(119:65)
65節からは「テート」(ט)から始まるアルファベットの詩です。
英語のGOODに相当する「トーヴ」(טוֹב)が四つの節(六五、六八、七一、七二)の冒頭に置かれています。
「良い」、「幸い」、「恵み深い」と一般的に訳されますが、新改訳二〇一七では形容詞は「いつくしみ深く」、動詞は「良くしてくださる」と訳しています。
神のご性質そのものが「良い」お方であり、神がなされることは「良い」ことであるということです。
ですから、詩人は証します。
「私の問題は最善となりました。それらは、私があなたの教科書から学ぶことを強いたのです。」(71節MSG)
私たちには理解できない出来事の中にあっても、神が最善以下はなさらないと信頼することができます。
なぜなら、神は良い神であり、良いことをなされる神(68節)だからです。