「私は、二心のある人たちを憎み、あなたのみおしえを愛します。」(119:113)
113節からは「サメク」(ס)から始まるアルファベットの詩です。
「二心」は、日本語では「浮気心」というような意味で、分裂、不一致という意味があります。
LBでは
「神に従おうかどうしようかと迷う優柔不断な人々を、私は軽蔑します。私は、あなたの教えを愛する心を貫きます。」
と訳しています。
「私の肉はあなたへの恐れで震えています。」(120節)
という表現は、
「律法が理念や観念としてではなく、血肉と化していることを示唆する」(月本氏)
と言います。
神の御言葉を単なる理念や観念として捉えるのではなく、信仰と生活の唯一の規範として、血肉と化することは重要です。
聖書を単なる理念や観念として捉える「二心のある人たち」は聖書から「迷い出る」(118節)と言います。
しかし、詩人は
「あなたの教えを愛する心を貫きます」(113節LB)
と言い、祈ります。