「苦しみのうちに私が主を呼び求めると、主は私に答えてくださった。」(120:1)
120篇から134篇までは、「都上りの歌」と表題が付けられています。
「巡礼の歌」(A Pilgrim Song)とも訳されますが、エルサレム巡礼の時に歌われたと考えられています。
詩人は「苦しみのうちに」あったと言います。
それは6,7節にあるように、
「平和をきらうこの者どもと暮らすのには疲れました。私は平和を愛しますが、彼らは戦いを好みます。彼らのどなり声に、私の声もかき消されてしまいます。」(LB)
ということだと思われます。
この地上で生きる限り、このような問題は尽きません。
大事なことは詩人がとった信仰の行動です。
「苦しみのうちに私が主を呼び求めると、主は私に答えてくださった。」
主を呼び求めるならば、主は必ず答えてくださいます。
巡礼者は主を呼び求める必要を認識し、主の宮へと向かいました。
私たちも同じ姿勢が求められています。