「主よ、ネゲブの流れのように、私たちを元どおりにしてください。」(126:4)
ネゲブはイスラエル南部にある乾燥地域のことです。
この地域には、乾季には水が無く、雨季には激流となる涸谷(ワディ)がいくつもあります。
「ネゲブの流れのように」とは、まさにこのワディのように劇的な転換を期待した祈りのことです。
月本氏は「私たちを元どおりにしてください」を「われらの命運を転じてください」と訳しています。
砕かれて、神を求める時、神が答えてくれます。
「涙とともに種を蒔く者は、喜び叫びながら刈り取る。」(5節)
私たちが求める主なる神は、生ける神、主イエス・キリストです。
主は祈りに答えて、私たちの涙を喜びに変えてくださいます。
泣きはらした目も、喜びの叫びに変わります。
マイナスはプラスになります。万事は益となります。
それを見て、人々は言うようになります。
「主は彼らのために、驚くべきことをなさった。」(2節LB)