「私は知っています。主が苦しむ者の訴えを支持し、貧しい者のために、さばきを行われることを。」(140:12)
「暴虐」(1節)と訳された単語は、多くの場合、社会的に力のある者たちが弱者を搾取、抑圧することを含意します。
不当な告発を受けた信仰者が主なる神に「正しい裁き」を祈り求める姿がここにあります。
神はモーセを通してイスラエルの民にこう告げました。
「裁判では人を偏って見てはならない。身分の低い人にも高い人にもみな、同じように聞かなければならない。人を恐れてはならない。さばきは神のものだからである。あなたがたにとって難しすぎる事柄は、私のところに持って来なさい。私がそれを聞こう。」(申命記1:17)
このみことばのゆえに詩人は言います。
「しかし主は、踏みにじられている人々を助け、貧しい者の権利を守ってくださいます。」(12節LB)