「こうしてペテロは牢に閉じ込められていたが、教会は彼のために、熱心な祈りを神にささげていた。」(12:5)
初代教会のリーダーの一人ヤコブが殺され、もう一人のリーダーペテロも逮捕されました。
教会は、有力者に頼ることも、お金に頼ることもできませんでした。
権力も、政治力もありませんでした。
何も出来ないもどかしい状況の中、教会は熱心に祈り続けました。
そして、神は彼らの熱心な祈りを用いて奇跡を起こされました。
教会は祈りの共同体です。
祈りなくして、教会はありません。
「熱心」と訳された単語は、「たゆまず、根気よく、切に」という意味もあります。
私たちは人にはできないことも、神にできないことはないと信じ、祈り続ける姿勢が求められています。
イギリス、ウェストミンスターチャペルの著名な牧師だったロイドジョンズはこんな名言を残しています。
「祈祷会は教会の発電所(powerhouse)、教会の生命を計る温度計である」