「立琴に合わせて、主にほめ歌を歌え。立琴と歌の調べに合わせて。」(5節)
古代の壁画や遺跡などをみると、数多くの楽器がはるか昔から使用されていたことがわかります。わたしたちは聖書に中にも様々な楽器を見ることができるのですが、その実際の音色は残念ながら聴くことができません。これは、たぶん私たちがそれぞれの時代のそれぞれの文化の馴染みのある楽器を用いて神にほめ歌を歌うようにという意味だと考えられます。詩篇は、その歌の調べ(メロディ)も分かりません。これも、その時代のその文化に馴染みのあるものに変えて欲しいという意味だと思われます。詩篇の時代の人々が馴染みのある楽器を用いて、馴染みのある調べで神様にほめ歌を歌ったように、私たちも、この時代に生きているものとして、馴染みのある調べを、馴染みのある楽器を用いながらよい音色をもって神様に賛美をささげることができますように。