「イエスは彼らに言われた。「あなたがたまで、そんなにも物分かりが悪いのですか。分からないのですか。外から人に入って来るどんなものも、人を汚すことはできません。それは人の心には入らず、腹に入り排泄されます。」こうしてイエスは、すべての食物をきよいとされた。」(7:18,19)
当時のユダヤ人たちは、食物によって、その身は汚されると考えていました。
なぜなら正典ではないマカバイ記にそう記されていたからです。
ユダヤ人たちが食べ物にこだわったのは、民族的、国粋主義的理由でした。
「私たちはユダヤ人。あなたたちとは違う。あなたたちと同じようには生きない。」
イエス様が「すべての食物をきよいとされた」という意味には、そのような民族主義の壁は、不適切だということを伝えるためでもありました。
問題はすべての人に共通した心の中の問題です。
ユダヤ人であろうと異邦人であろうと、全ての人は、神に内側を取り扱われる必要があります。