マルコ 11章

「そして、人々に教えて言われた。「『わたしの家は、あらゆる民の祈りの家と呼ばれる』と書いてあるではないか。それなのに、おまえたちはそれを『強盗の巣』にしてしまった。」」(11:17)

「強盗」と訳された単語は、「盗人」というよりも「過激な国粋主義者」に対して使われていた言葉でした。

イスラエルの国は、世界の光として用いられるために選ばれたはずでした。

ところが、誤った選民思想で、世界を啓蒙するどころか、裁いていました。

神殿はあらゆる民のために天と地が重なり合う場所のはずでした。

ところが、イエス様の時代の人たちは、イスラエルの人以外の人を除外する場所となっていたのです。

実際、イエス様が追い出したその売り買いをしていた場所は「異邦人の庭」と呼ばれるユダヤ人以外の人たちのために設けられた礼拝の場所でした。

イエス様は「あらゆるの民」の祈りの家のはずだと既存の神殿を断罪されました。

今、キリスト教会が「あらゆるの民」の祈りの家です。

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