「そして、彼が入って行く家の主人に、『弟子たちと一緒に過越の食事をする、わたしの客間はどこかと先生が言っております』と言いなさい。」(14:14)
最後の晩餐は、過越の食事であった事がイエス様の発言から分かります。
聖餐式の原点が過越の食事であったこともこの箇所から明白です。
過越の食事はエジプトの奴隷生活から神がイスラエルの民を贖い出してくださったことを覚える日です。
「それゆえ、イスラエルの子らに言え。『わたしは主である。わたしはあなたがたをエジプトの苦役から導き出す。あなたがたを重い労働から救い出し、伸ばされた腕と大いなるさばきによって贖う。わたしはあなたがたを取ってわたしの民とし、わたしはあなたがたの神となる。あなたがたは、わたしがあなたがたの神、主であり、あなたがたをエジプトでの苦役から導き出す者であることを知る。」(出6:6,7)
イエス・キリストの十字架は、私たちの過越のため、罪の支配から贖うためでした。