「そして三時に、イエスは大声で叫ばれた。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」訳すと「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。」(15:34)
イエス様が十字架の上で叫ばれた言葉の一つとして記録されているのが、
「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」。
これは、詩篇22篇の最初の一節です。
詩篇は当時の讃美歌であり、これを聞いたユダヤ人は22篇全体を思い起こしたと思われます。
22篇はこのように閉じられます。
「彼らは来て、生まれてくる民に、主の義を告げ知らせます。主が義を行われたからです。」(22:31)
つまり、神に見捨てられたかのように見えるこの十字架に神の義が行われていたのです。
それは、「私たちのためにのろわれた者となることで、私たちを律法ののろいから贖い出してくださいました。」(ガラテヤ3:13)という救いの御業です。
誰でもイエス様を信じる者は救われます。