先週会津若松へ行ってきました。
会津と言えば白虎隊。
10代になったばかりのわたしは、1986年のテレビドラマ「白虎隊」に衝撃を受けました。
自分と歳の変わらない少年たちが命がけで会津藩の為に戦い、最期は自刃するというあまりにも哀しいストーリーと、堀内孝雄が歌う「愛しき日々」が相まって涙腺が崩壊し、しばらくそのドラマを思い出しては涙するという始末。
会津戦争は幕末維新における戊辰戦争の中の史実であり、その悲劇の舞台の一つが飯盛山です。
彼らが自刃した場に立ち、鶴ヶ城に目をやるとタイムスリップしたような感覚に襲われました。
状況は違えど、為政者の犠牲となった人々の叫びは途切れることなく今もなお続いています。
なぜ、いま自分はここで死ななければならなかったのかわからないまま命を落としていった人々。
人類はより良くなるどころか後退しているように感じます。
神様が与えた命を奪うことは間違いなく罪です。
いつの日か裁きの時に一人一人が主の前に立つとき、為政者たちもいち個人としてその責任を問われることでしょう。
正しい審判者である主に委ねつつ山を下りました。
(小山晶子牧師夫人)