「しかし、イエスは言われた。「だれかがわたしにさわりました。わたし自身、自分から力が出て行くのを感じました。」」(8:46)
この箇所を理解する上で思い出す必要があるのが6:19です。
「群衆はみな何とかしてイエスにさわろうとしていた。イエスから力が出て、すべての人を癒やしていたからである。」
イエス様に触れるなら癒されるという信仰を当時の群衆は持っていたのです。
この女性もその一人でした。
彼女は後ろから近づいて、イエス様の衣の房に触れました。
その時彼女は癒されました。
今も同じように、信仰をもってイエス様を求める人たちに、イエス様から力が出て、癒します。
驚くことは、イエス様はこの女性に自己申告をさせて、証をさせているということです。
病気の癒しの証は、自分の心の中に留めるものではなく、広く証するものということです。
なぜなら、癒しの証は癒しの信仰を与え、主の癒しの御業が解き放たれることになるからです。