「さて、イエスはある場所で祈っておられた。祈りが終わると、弟子の一人がイエスに言った。「主よ。ヨハネが弟子たちに教えたように、私たちにも祈りを教えてください。」」(11:1)
ユダヤ人の教師は、自分の弟子たちにだけ、特別な祈りを教えていました。
そして、そのように祈ることが、弟子のしるしとなっていました。
イエス様のお弟子さんたちは、イエス様がよく祈られていたのを見ていましたので、自分たちにも、イエス様の弟子のしるしとなるような祈りを授けてくださいとお願いしました。
イエス様がその求めに応じて教えたのが「主の祈り」です。
初代教会では、この祈りを特別真剣に受け止めて、洗礼を受ける人にだけ教えたそうです。
宗教改革の指導者、マルチン・ルターも、こんなことを言っています。
「いかなる場合も、キリスト者が正しく『主の祈り』を祈るなら、その祈りは十分以上であると、私は確信する。」
今日は主の日。共に礼拝を捧げましょう。