「ところが、彼らの中にキプロス人とクレネ人が何人かいて、アンティオキアに来ると、ギリシア語を話す人たちにも語りかけ、主イエスの福音を宣べ伝えた。」(11:20)
ユダヤ人たちは、
「ユダヤ人以外の人には、だれにもみことばを語らなかった。」(19節)
とあります。
ユダヤ人以外の人たちと一緒に食事をしたことで、使徒ペテロが非難されたことを知っていたからかもしれません。(3節)
しかし、そんなユダヤ主義の壁がユダヤ人以外の人たちによって破れます。
「キプロス人とクレネ人」がユダヤ人以外の人たちに、「主イエスの福音を宣べ伝えた」のです。
神は予期せぬ人たちを用いて、福音を広げられることを私たちは知る必要があります。
「そして、主の御手が彼らとともにあったので、大勢の人が信じて主に立ち返った。」(21節)
このようにして民族宗教の枠を超えました。
「弟子たちは、アンティオキアで初めて、キリスト者と呼ばれるようになった。」(26節)