「すると、即座に主の使いがヘロデを打った。ヘロデが神に栄光を帰さなかったからである。彼は虫に食われて、息絶えた。」(12:23)
新約聖書には何人もヘロデが登場します。
クリスマスに出てくるヘロデ大王。
そして、イエス様の裁判の時に登場する、ガリラヤ地方の為政者だったヘロデ・アンティパス。
ここに出てくるヘロデはヘロデ大王の孫にあたるヘロデ・アグリッパ一世です。
彼の父はヘロデ大王とハスモン家のマリアンメとの間に生まれたアリストブロス。
アリストブロスは紀元前七年に処刑されます。
それで彼は幼少の頃よりローマに送られ、育ったため、ローマ皇帝や高官たちと関係がありました。
人々はそんな彼を称賛しました。
「集まった会衆は、「神の声だ。人間の声ではない」と叫び続けた。」(22節)
と。
しかし、
「彼は虫に食われて、息絶えた。」
と言います。
その理由は
「神に栄光を帰さなかったから」。
すべての栄光は神のものです。
聖なる畏れは大切です。