「ある夜、主は幻によってパウロに言われた。「恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。わたしがあなたとともにいるので、あなたを襲って危害を加える者はいない。この町には、わたしの民がたくさんいるのだから。」」(18:9,10)
新約聖書のパウロ書簡の中で、もっとも長いコリント人への手紙第一、第二の教会の始まりをここに見ることができます。
「恐れないで」ということは、この時、パウロが恐れていたことが分かります。
実際、パウロ自身がこう告白しています。
「あなたがたのところに行ったときの私は、弱く、恐れおののいていました。」(1コリ2:3)
その結果、
「私のことばと私の宣教は、説得力のある知恵のことばによるものではなく、御霊と御力の現れによるものでした。」(1コリ2:4)
と言います。
パウロが学んだこと、それは、
「私が弱いときにこそ、私は強い」(2コリ12:10)
ということだと言います。
主の力は弱さの内に現れます。