使徒 23章

「パウロは、彼らの一部がサドカイ人で、一部がパリサイ人であるのを見てとって、最高法院の中でこう叫んだ。「兄弟たち、私はパリサイ人です。パリサイ人の子です。私は死者の復活という望みのことで、さばきを受けているのです。」」(23:6)

パリサイ人とサドカイ人の対立は、旧約聖書と新約聖書の間の中間時代に背景があります。

サドカイ人は祭司など、神殿を司る特権階級で、時の権力者たちでした。

彼らはリベラルな信仰を持っていて、異教徒と妥協しても、自分たちの権益を守ろうとしていました。

これに対してパリサイ人は、敬虔な信仰を持ち、異教徒との妥協を望みませんでした。

「死者の復活という望み」、ここではエゼキエル37章に見られるイスラエルの国の再興のことと考えられますが、それが論争を引き起こしました。

昔も今も、「復活」は論争の的です。

しかし、イエス・キリストの復活は福音の中心です。

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