「こう言って、彼はパンを取り、一同の前で神に感謝の祈りをささげてから、それを裂いて食べ始めた。それで皆も元気づけられ、食事をした。」(27:35,36)
そもそもの問題は、
「百人隊長は、パウロの言うことよりも、船長や船主のほうを信用した。」(11節)
ことから始まりました。
だからパウロは言いました。
「皆さん。あなたがたが私の言うことを聞き入れて、クレタから船出しないでいたら、こんな危害や損失を被らなくてすんだのです。」(21節)
嵐の中、助かる望みも今や完全に絶たれようとしていました。
人々は、長い間、食べていませんでした。
パウロは、嵐の中で意気消沈した人々に食事をするよう勧めます。
まず、彼が食前の感謝の祈りをして、食べ始めました。
「それで皆も元気づけられ、食事をした。」と言います。
パウロのように、恐れではなく、信仰に生き、周りの人に元気を与えることができますように。