「律法が目指すものはキリストです。それで、義は信じる者すべてに与えられるのです。」(10:4)
第三版まで
「キリストが律法を終わらせられた」
と訳されていました。
「終わらせられた」という単語は「テロス」という単語が使われています。
この単語は、徒競走の「ゴール」と同じような意味があります。
徒競走のゴールは、そのレースの完了という意味があります。
ですから、「キリストが律法」の「テロス」という意味には、「キリストが律法を完了した、成し遂げた」という意味があります。
同時にゴールは、レースの目標地点であり、目的でもあります。
ですから「キリストが律法」の「テロス」という意味には、「キリストが律法の目標、目的」だったという意味があります。
キリストが私たちのために、十字架にかかり、死に、葬られ、よみがえり、天に昇り、栄光の御座に着座され、信じる者に聖霊を与えられたことにより、旧約聖書が指し示していた内容が成就したということです。