わたしの母校である東京基督教大学は全寮制です。
次男も現在そこの男子寮で生活しています。
私が在学中だった1993年10月28日、いまでも忘れることのできない出来事が起こりました。
確か夜中だったと思うのですが、静かな暗闇の中、突然男子寮の方から大勢の悲鳴が聞こえてきたのです。
自然あふれるキャンパス、しかも寮のある敷地は当時寮の建物以外何もなく、すっかり寝静まっていた女子寮にまで響き渡る男子の悲鳴は私たちの目を覚ますには十分な大きさでした。
不安な気持ちで朝を迎え、ようやく何があったかが知らされました。
サッカーワールドカップアジア予選で日本代表がロスタイムにイラクの同点ゴールを許し、本大会への夢がつかみかけた指から零れ落ちていった瞬間の悲鳴だったのです。
夜中に男子全員でテレビ観戦していたとのこと。
先日のドイツ戦での勝利のニュースをこの時のドーハの悲劇とリンクさせて報道しているのを見ながら、懐かしいあの日のことを思い出しました。
今月はTCUのための祈りとサポート月間です。
祈りに覚え、ご支援いただければ幸いです。
(小山晶子牧師夫人)