「いのちのことばをしっかり握り、彼らの間で世の光として輝くためです。そうすれば、私は自分の努力したことが無駄ではなく、労苦したことも無駄でなかったことを、キリストの日に誇ることができます。」(2:16)
「いのちのことば」は、いのちをもたらすメッセージ、「福音」のことです。
メッセージ訳は
「闇の中に光を与えるメッセージを運びなさい」
と訳しています。
使徒パウロにとって、一人一人が聖書を信仰と生活の唯一の規範として生き、闇の中に光を輝かすことができるようになるということが使命だと意識していたのだと思います。
使徒パウロが意識していたのは「キリストの日」です。
この世の終わり、最後の審判の日、自分が役割を果たしてきたかどうかが明らかになると考えていたからです。
その日、神の御前でキリストが自分を通して働かれたということを知ることができたならばこれ以上の喜びはないということです。