「エルカナには二人の妻がいた。一人の名はハンナといい、もう一人の名はペニンナといった。ペニンナには子がいたが、ハンナには子がいなかった。」(1:2)
「二人の妻がいた」とあるように、この話の根底に一夫多妻制度があります。
「それゆえ、男(単数)は父と母を離れ、その妻(単数)と結ばれ、ふたりは一体となるのである。」(創世記2:24)
とあるように、神が創造された結婚はひとりとひとりです。
子を宿すかどうかも、神の御手の中にあり、私たちはそれを特別視してはいけないこともここで示されているのだと思います。
大事なことは、ハンナは自分の悲しみをこの後、祈りに変えたということです。
主の宮に行きたい、祈りに変えたことによって、ハンナの人生だけでなく、イスラエルの歴史を変えます。
マイナスは必ずプラスになります。
神は苦しみの中で祈るその祈りを用いられて御業を現されます。