「さてサムエルは、亜麻布のエポデを身にまとった幼いしもべとして、主の前に仕えていた。」(2:18)
少年サムエルと祭司エリの子どもたちの姿が対比されています。
「亜麻布のエポデ」は、奉仕に携わる者たちによって着用された衣であり、サムエルが幼いながらに誠実に奉仕をしていたことがわかります。
しかし、エリの息子たちは神への聖務を侮りました。
その理由を聖書は明確にこのように言います。
「主を知らなかった。」(12節)
知識や儀式的な訓練を受けてはいたはずです。
しかし、彼らは主なる神との人格的な交わりがなかったということです。
ですから、主なる神に対する健全な畏れがありませんでした。
主を知らない人、主を恐れない人が聖務につくことほど恐ろしいことはありません。
なぜなら、神への聖務を軽視する罪を神は見過ごされることはないからです。
私たちは聖なる畏れをもって主に仕えていきたいと願います。