実家の母から珍しく写メが送られてきました。
滅多に雪が降らない高砂の家が雪化粧している様子をみて、ふとこの俳句を思い出しました。
これがまあ 終の栖か 雪五尺(小林一茶)
この句は一茶が50歳の時に永住すると決めた故郷である信濃国柏原(現在の長野県信濃町)を詠んだ時の句だそうです。
偶然わたしも今年50歳。
長男も家を出たことで26年ぶりに夫婦二人の生活となりました。
さびしいでしょう、とお声がけいただくことが多いですがさびしいことよりも楽になった面が多いことに驚いています。
それだけ息子たちに意識を向け、エネルギーを注いでいたのだなあと今更ながら実感しています。
子育てに使っていた時間やエネルギーをこれからは伝道牧会に使っていけることにわくわくしています。
終の栖の話なんてまだまだ先のこと。
一粒の雪も降らなかった横浜の空を見上げて思い新たに歩みたいと思います。
とはいうものの、毎日それなりに息子たちから電話がかかってくるので子育て終了!
という安心にはもう少し時間がかかりそうですが。
(小山晶子牧師夫人)