「主はご自分の心にかなう人を求め、主はその人をご自分の民の君主に任命しておられる。」(13:14)
サウル王は「美しい若者」(9:2)で「民のだれよりも、肩から上だけ高かった」(10:23)とあるように、外見は申し分ありませんでした。
しかし、「主が望んでおられるのは、ご自分に従う者」(LB)、その心が神の心と一致する者でした。
聖書のメッセージは一貫しています。
「主はその御目をもって全地を隅々まで見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力を現してくださるのです。」(2歴代誌16:9)
サウル王は信仰のテストに失敗しました。
神の命令を守るよりも、恐れに動かされてしまいました。
悔い改めるよりも、言い訳に終始しました。
神に信頼するよりも、人間的支援に頼りました。
神が求めているのは、神の心に生きる人(a man after his own heart)です。