「民はサウルに言った。「この大勝利をイスラエルにもたらしたヨナタンが死ななければならないのですか。絶対にそんなことはあり得ません。主は生きておられます。あの方の髪の毛一本でも地に落ちてはなりません。今日、あの方は神とともにこれをなさったのです。」こうして民がヨナタンを救ったので、彼は死ななかった。」(14:45)
サウル王の自分勝手な誓いのゆえに、息子ヨナタンは死を宣告されました。
しかし民は、
「今日の目ざましい働きは、神様に用いられている証拠ではありませんか。」(LB)
と反発し、ヨナタンを救いました。
神が共におられなかったら、こんなことは起こらなかったと。
「救った」と訳された単語は「贖う」という意味があります。
ヨナタンの代わりに動物を犠牲として捧げたという意味かもしれません。
いずれにせよ、王としての体面を守ろうとしたサウル王も、民の声には抗うことができませんでした。