「彼もまた衣類を脱ぎ、サムエルの前で預言し、一昼夜、裸のまま倒れていた。このために、「サウルも預言者の一人なのか」と言われるようになった。」(19:24)
サウル王のダビデへのねたみは、ダビデ殺害への追撃と変わりました。
ダビデはサムエルがいるラマに行き、サウルが自分にしたこといっさいをサムエルに話しました。
ダビデに油を注いだのはサムエルですが、サウルに油を注いだのもサムエルです。
サムエルはどんなに複雑な思いだったでしょうか。
サウルはその知らせを聞くと、殺害の思いに駆られてサムエルのもとに来ました。
サウルを王として奮い立たせた同じ主の霊は、その終わりを示すがごとくサウルに臨みました。
サウルが「衣類を脱ぎ」預言したということは、王服を脱がされたということです。
主は生きておられます。
「神が人間に国々を分け与え、お選びになった者に国を与えることを悟るだろう。」(ダニエル4:32LB)