「理由もなく血を流したり、ご主人様自身で復讐したりされたことが、つまずきとなり、ご主人様の心の妨げとなりませんように。主がご主人様を栄えさせてくださったら、このはしためを思い出してください。」(25:31)
アビガイルの言葉は気配りに満ちた知恵の傑作でした。
ダビデが聞く耳がない、誰も話しかけることができない存在でなかったということかもしれません。
ダビデは彼女に言います。
「今日、あなたを私に会わせるためによこしてくださった、イスラエルの神、主に感謝しよう。全くりっぱな良識を備えた人だ。私を人殺しの罪から守り、自分の手で復讐しようとしていたのを思いとどまらせてくれてありがとう。」(32,33節LB)
もし、ダビデが自分の手で復讐をしていたら大きな問題でした。
聖書は言います。
「愛する者たち、自分で復讐してはいけません。神の怒りにゆだねなさい。こう書かれているからです。「復讐はわたしのもの。わたしが報復する。」主はそう言われます。」(ローマ12:19)