「それから、イエスは弟子たちと一緒にゲツセマネという場所に来て、彼らに「わたしがあそこに行って祈っている間、ここに座っていなさい」と言われた。」(26:36)
なぜ、イエス様は弟子たちをあえて「ゲッセマネという場所」に連れて行ったのでしょうか?
それは、第一に、弟子たちに模範を示すためです。
第二に、私たちが弟子たちの姿から学ぶためです。
弟子たちは、イエス様が一緒に目を覚まして祈っていて欲しかった時、眠ってしまいました。
私たちの周りには、今、暗闇に直面している人たちがいます。
病気、死、迫害など、恐れの中で、その人にとっての「ゲッセマネという場所」で祈っています。
その人たちの心の叫びは、イエス様と同じだと思います。
「わたしは悲しみのあまり死ぬほどです。ここにいて、わたしと一緒に目を覚まして」(38節)祈っていて欲しい…。
その人の「ゲッセマネという場所」を理解して、その人を覚えて祈ることができますように。