「ダビデが自分の家族を祝福しようと戻ると、サウルの娘ミカルがダビデを迎えに出て来て言った。「イスラエルの王は、今日、本当に威厳がございましたね。ごろつきが恥ずかしげもなく裸になるように、今日、あなたは自分の家来の女奴隷の目の前で裸になられて。」」(6:20)
「サウルの娘ミカルはダビデを愛していた。」(18:20)
そして、ダビデはサウル王との約束を果たして、ミカルを妻としました。
しかし、サウル王がダビデの命を狙ったので、ミカルはダビデを命懸けで逃がしました。
サウル王は、ミカルを別の人に嫁がせます。
逃亡中、ダビデも多くの妻と側女を娶ります。
サウル王の死後、ダビデはミカルを返してもらいますが、二人の関係は修復できないものとなっていました。
「ダビデの妻」ではなく、「サウルの娘」と記録されているところに、ミカルの悲劇を感じます。
肩書ではなく、一人の人として認めることがどんなに大切かが分かります。