「ダビデ王は、事の一部始終を聞いて激しく怒った。」(13:21)
ダビデはアムノンがしたことを聞いた時に、「激しく怒った」とあります。
聖書は、「激しく怒った」以外にダビデがしたことは何も書いていません。
子どもたちをしつける時に、怒りに身を任せてはいけませんし、しつける時は、心を落ち着かせてから行うべきです。
怒鳴るだけでは何も意味がありません。
もっとも、ダビデが何もしなかったのは、自らの罪のゆえだったかもしれません。自分には子どもたちを注意する資格はないと思ったのかもしれません。
しかし、このようなダビデ症候群には気をつける必要があります。
どんなに失敗や過ちを過去に犯していたとしていても、注意すべき時に注意することは大切なことです。
さらに、ダビデはこのことを聞いて、神に祈ったとも書いてありません。
ダビデは激しく怒るだけでなく、神の前にとりなして祈るべきだったことは明らかです。